モーニングスターの投信EXPO2019に行ってみた

皆さんご機嫌いかがですか。
おたんこです。
今回のブログでは、9月14日に開催されたモーニングスターさんの投信EXPO2019の模様を書き綴っていきます。

投信EXPO2019の概要

投信EXPOは、モーニングスターさんが定期的に開催している投資信託に関するセミナーで、ほぼ、東京ミッドタウンで毎回行われています。
著名人の講演とともに、投資信託会社が自社の商品をプレゼンし、最後にモーニングスターの朝倉さんの講演でセミナーの幕が下りるといった感じです。

今回は、会場に入ってすぐに、各投資信託会社のブースがずらーっとあるコーナーがあり、そこで各社の運用商品のパンフレット・ノベルティーグッズを受け取ります。
ブースコーナーを抜けると、メインホールとセカンドホールに別れ、別々の内容の講演が行われていました(一部、基調講演はモニターを通じて共通でした)。

おたんこはメインホールで講演を聞きました。

講演の内容はこんなかんじ

公式パンフレットです

メインホールで行われた講演の内容をざっくり説明すると以下の通りです。
①基調講演1
国際ジャーナリストの蟹瀬誠一氏がアメリカ政治などについて語っていました。

正直言うと、おたんこはこの方のジャーナリストとしての資質については疑問に感じております。
というのも、氏は「トランプが大統領になることは絶対にない」と過去に言い切っており、全くアメリカという国のことを理解しておらず、おたんこから言わせれば、ハリウッドに憧れる学生と同じ発想だったからです。

氏の講演を今回聞いてみても、中身の薄い内容でした。

②特別講演1
ピクテ投信の担当者が、とにかく伝えたいことが沢山あるようで、非常に早口で語っているのが印象的でした。

日経平均・TOPIXはすでに下落トレンド、海外機関投資家と日本株の関係(海外投資家が売り→日経平均↓、海外投資家が買い→日経平均↑、海外投資家は影響力大)、米中冷戦、そんな中でも公益株式は堅調に推移、自社の投信をアピールといった内容。

今回の講演を聞いた限り、この担当者は非常に仕事のできる優秀な方のように感じました。
話の内容も面白かったです。

③特別講演2
日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド」をひたすら説明・アピールする、といった内容でした。

はっきり言います。今回出店した投信会社の金融商品の中で、おたんこが一番興味を持った投資信託です。昨年?販売が開始されたばかりで、歴史が浅い投信ですが、最近、特に主張されている分散投資の投信で、世界中の株式・REIT・債券に投資しており、日本株とすべての債券は先物で運用しており、リバランスも行うのが特徴です。
しかも、各資産はインデックス運用なので、信託報酬も低コストに抑えられております


おたんこ一押しの投資信託です。

メインホールで行われた講演のプログラムです。

④基調講演2
午後一発目の講演は元国務大臣の竹中平蔵氏です。
おたんこは小泉竹中改革のせいで日本人の所得が減ったと勝手に思い込んでいるので、正直、竹中氏の講演を聞こうかどうか非常に迷いました。
しかし、竹中氏の講演を聞こうと長蛇の列ができており、やじうま精神旺盛な?おたんこは周りに流されて竹中氏の講演を聞きました。

聞いた感想はというと、竹中氏の話、面白かったです。
聞いて正解でした。
長蛇の列が出来ていたのも納得です。

話の内容はというと、最近行われた安倍政権の組閣の評価、米中覇権争い(アメリカと中国が技術的にも日本を凌駕している現実、とりわけ中国が凄い)、そんな中でも日本にも優れた技術があるが、規制緩和が必要、といった内容。
竹中氏などが主張するスーパーシティー構想、実現すれば面白いと感じました

⑤特別講演3
三井住友DSアセットマネジメントの担当者とフリーアナウンサーの方が、当社の3つのファンド(インパクト投資・アジアREIT・統合型リゾート)を説明・プレゼンするといった内容です。

この二人は長らくラジオ番組で共演していたようで、ほんわかした雰囲気での講演でした。

⑥特別講演4
インベスコ・アセット・マネジメントの代表者が登壇し、ブロックチェーンに関する可能性・魅力について説明をしておりました。
とりわけ、今後、ブロックチェーンの市場規模が約3500倍ぐらいになるだろうと説明しており、その成長規模は1990年代のインターネット関連市場をはるかに凌駕するとのことで、傾聴に値する情報でした。

当社はこのブロックチェーン関連の投資信託をアピールしておりました。

なお、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントさんもこのブロックチェーン関連投信のパンフレットを配布しておりました。

⑦基調講演3
大トリは、モーニングスター代表、朝倉さんの講演です。

朝倉氏の著書も先着順でいただきました。

米中の争い・Brexit・香港デモといった不確実要因の話、膨れ上がる世界の債務残高、世界中が低金利(とりわけ、ドイツ・フランス・日本がマイナス金利)、米中の企業が世界の時価総額の上位を占める、ユニコーン企業も然り、どういった運用をしていくか、といった内容。

朝倉さんはどちらかと言えば市場に悲観的な感じに見えました。

戦利品(ノベルティーグッズ)

投資関連のセミナーに行くことのメリットは、有益な情報が手に入ることはもちろんのこと、投信各社が提供するノベルティーグッズを入手できることです。

今回いただいたノベルティーグッズです。
とりわけオイシイのはクオカード。ほとんど現金(笑)。
専門外の日常のお得な情報が載っている本はありがたかったです。

最後に

このセミナーで印象に残っているのは、帰り際、モーニングスターの代表の朝倉さんが、非常に腰を低くしてセミナーに参加したお客さんに向かって「有難うございました。」と深々と頭を下げていることでした。

仕事の基本は謙虚さなんだなぁ、と感じました。

皆様方の毎日が楽しいものでありますように。
おたんこ