グローバル3倍3分法ファンドについて語ってみた

皆さん、ご機嫌いかがですか。
おたんこです。

今回は、日興アセットマネジメントさん(以下、日興AM)の投資信託、グローバル3倍3分法ファンドを取り上げてみたいと思います。

グローバル3倍3分法ファンドに辿り着くまでの道のり

おたんこはつみたてNISAやiDeCo以外にも、いくつか投資信託を保有しております。
その中に、運用成績のあまり芳しくない投資信託がありました。
その投資信託(外国債券を中心に運用)は十年以上前に購入し、トータルでは随分とおたんこの蓄財に貢献してくれたのですが、如何せん、最近はほぼ横ばいか、もしくは微減の状態が続いておりました。

そこで、この投資信託を売却して別の投資信託を購入しようと検討しており、最近何かと話題の「Vanguard」の投資信託の購入も候補に入れてました。

そんな中、先日参加したモーニングスターさんの「投信EXPO2019」でグローバル3倍3分法ファンドに出会いました。

投信EXPO2019でいただいたパンフレット

投信セミナーで特定の投資信託に興味を持つことはあまりないのですが、この時は日興AMのご担当者の話を伺う内に、強い関心を抱きました。

グローバル3倍3分法ファンドの特徴

グローバル3倍3分法ファンドは、今流行り?の分散投資型の投信信託です。
具体的には、国内外株式・国内外REIT・国内外債券に分散投資します。
これだけだと、よくあるグローバル投資信託ですが、当該投資信託の最大の特徴は以下の通りです。

すなわち、日本株だけ上場株式先物で運用して、その分余った現金を国内外債券の先物で運用するのです(もちろん、リバランスもきちんと行います)。

日興AMのホームページからお借りしています(説明の便宜上、上段図表の、青い下三角の「つまり」の部分は消しております。ご了承ください。)

では、仮に、過去にこのグローバル3倍3分法ファンドのように分散投資をしていたら、どのような運用成績が残せたでしょう。
日興AMのシミュレーションでは以下の図表のようになっています。

日興AMのホームページからお借りしています。

このシミュレーションはおたんこにはかなりの衝撃でした。
というのも、相場環境によって、この年は外国債券が強い(弱い)・この年は日本株が強い(弱い)などと、年により区々であるところ、投資信託は頻繁に売買することを想定するものではない(長期保有を前提としている)ことから、運用成績が安定せず、おたんこの悩みの種でした(実際、売却した外国債券中心の投資信託がまさにそうでした…)。

ところが、このグローバル3倍3分法ファンド(上記図表では黒の部分)は、どのポートフォリオよりも非常に運用成績が安定しています。
しかも、グローバル3倍3分法ファンドはインデックス投資なので、Vanguardの投資信託ほどではないにせよ、信託報酬は低く抑えられています。

Vanguardとグローバル3倍3分法ファンドを比較してみた

それでは、このグローバル3倍3分法ファンドを、人気の「楽天・全米株式インデックス・ ファンド」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と比較してみましょう。
グローバル3倍3分法ファンドの設定日は2018年10月14日と新しいファンドなので、過去1年の運用成績で比較してみます。

上段が「楽天・全米株式インデックス・ ファンド」、中段が「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」、下段が「グローバル3倍3分法ファンド」です。2019年9月29日の楽天証券さんのホームページからお借りしました。

このように比較してみると、グローバル3倍3分法ファンドは、大健闘しているといえるでしょう。

なお、誤解していただきたくないのは、「楽天・全米株式インデックス・ ファンド」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」も非常に素晴らしい投資信託であることに変りはないということです。
この1年、世界の株式相場は必ずしも堅調ではなく、相場が変われば上記のVanguardの投資信託も「グローバル3倍3分法ファンド」を上回る運用成績も十分考えられます。
このブログで言いたかったのは、グローバル3倍3分法ファンドも選択肢の一つとなりえるということだけです。

最後に

このグローバル3倍3分法ファンドは信託期間が約10年となっておりますが、延期してもらえたらなぁ、とおたんこは思います。

また、運用成績にもよりますが、いつの日かiDeCoやつみたてNISAに採用される日が来るかもしれませんね。


皆様方の毎日が、楽しいものでありますように。
おたんこより